経済的自由とはどんな状態なのでしょうか?
思いつくのは「お金持ち」と言うワードです。
とにかくお金を持っている人、大きな会社の社長さんや有名タレントを思い浮かべるかも知れません。
では例えば「貯金が3億ある人」なら経済的自由なのでしょうか?
年間で1億円を使っていたら、3年で3億の貯金はなくなります。
また、宝くじで3億当たった人が破産する話を聞くこともあります。
言われてみると「職業」や「貯金等の資産額」だけで一概に、お金持ちの基準は決まらなさそうです。
今回は「経済的自由」とはどんな状態かを明確にしつつ、達成に向けて概略を解説していきます。
経済的自由とは「生活費」より「資産所得」が多い状態のこと
私たちは「生活費」を賄うために労働して「労働所得」を得ようとします。
一方で働かなくても入ってくる所得として「資産所得」があります。
資産所得とは株の配当金や利子、不動産収入のことです。
「生活費」より「資産所得」が大きいと労働をしなくても生活できるようになり、働くか働かないかを選択できる生活に入ります。
つまり働くか働かないかを選択できる状態が「経済的自由」なのです。
最初は「資産所得」は少ないまたは無い状態なので、「労働所得」を得ながら「生活費」を賄い、「資産所得」を増やす努力をしていきます。
「生活費」を下げながら「資産所得」を高くしていくと「経済的自由」に近づいていくわけです。
大事なのは「生活費」を下げることです。
経済的自由の最初のステップは、とにかく「生活費」を減らすこと
「生活費」を減らす上で重要なのは「生活費を洗い出して見える化」することです。
1ヶ月の支出を紙に書いて、見えるようにします。
「見える化」することで、何にお金を使っているのか、どこを減らすべきなのかを考えることができ、節約のためのアクションが取れるようになります。
「見える化」するだけでも、無駄遣いしているところがどこなのか、自浄作用として働くのです。
どこかで「使いすぎている」と思っていれば、書き出すことで7割は解決です。
他にも住居費や水道光熱費、通信費、保険費などは適正なのか?となりますが、減らし方はネットで調べればたくさん出てきます。
調べた上で実現可能なことから実践していきましょう。
お金の知識を学べば、自己承認欲求を離れて、資産形成に達成感を見出せる
一定以上の収入があるのにお金が貯まらない人は、たいていの場合、自身の収入に不相応な額の支出をしています。
本人は「このくらいはいいじゃないか」と思っていても、現実には過剰消費となっているのです。
お金が貯まらない、あるいはお金を過剰に使ってしまう最大の原因は、強すぎる「承認欲求」です。
食事に行ったら誰かに奢ったり、高い服を来たりと誰かに認められたい欲求は、人間なら誰でもあります。
人は誰でも、「他人に認められたい」という承認欲求を持っているのです。
しかし、承認欲求をどのように満たすのかで、その人の生き方はまるで違ったものになります。
承認欲求をうまくコントロールしないと、お金持ちにはなれません。
承認欲求というのは、自身の価値観と大きく関係していますから、簡単にコントロールすることができない分野です。
だからこそお金の知識と勉強が大事になってくるのです。
過剰な消費をして、お金がたまらない経験をすることでも気づくこともあります。
私自身も営業でお金をたくさん稼げるようになって、カッコつけて不相応な出費をしてきた過去があります。
そして、詐欺に引っかかって結果的にお金を失いました。
しかし、早くからお金の知識を学んでいれば、失敗しなかっただろうと考えます。
学ぶこと、知ることで「資産形成」に対する価値観ができて、過剰な消費欲から離れることが可能なのです。
皆さんはしっかりとお金の知識を学んで、「資産形成」こそが重要だと言う価値観を持って、実践していただきたいと思います。